2017年11月19日日曜日

産業革命で資本主義が拡大したと思うが、起動そのものは人間の欲望「インサイト」に発している点に着目する。

最近「インサイト」の話が良く出てくる。「インサイト」とは洞察と訳されている。マーケティング用語集によると「インサイト」とは、消費者の行動や思惑、それらの背景にある意識構造を見ぬいたことによって得られる「購買意欲の核心やツボ」のことを指す。

「 顧客インサイト」や「消費者インサイト」など、対象による消費活動や購買意欲を促す潜在的な「欲求のスイッチ」。ただし洞察するのはマーケターであってコンシューマではない。コンシューマにとっては潜在的な購買に至る「欲求のスイッチ」で心の中にある。

Lou Beach

米国のマーケターが言う「インサイト」のわかりやすいエピソード(ジョーク)がある。「もしあなたのご主人がハーレーを購入したいと言い出したら、それは更年期障害に突入した証拠だ。本当に手に入れたいものはバイクで無く、それらの大型バイクをコントロール出来る「若さ」を手に入れたいのだ。」というジョークだ。実に簡潔にインサイト「欲求のスイッチ」を説明している。」














「(ユーザーなどの)深い理解」を指すインサイト。従来的な定量的な調査への発展的批判から、定性的に見られた内容、そしてビッグデータなどの駆使から、今までにない消費者理解が得られるようになってきていることから、「インサイト」という言葉がより使われるようになってきている。

最後に『恋愛と贅沢と資本主義』を書いたゾンバルトは19世紀フランスの宮廷恋愛という題材を用いて、恋愛とそれに関連する贅沢に資本主義原動力のエンジンだと見極めた。 最初から下着やストッキングを売る商人がいたわけではなく、工場があったわけではなく。

贅沢(ラグジュアリー)は、セックス、不倫、買売春と深く結びついて、資本主義を形成していった。 産業革命という技術革新で資本主義が拡大したと思うが、起動そのものは人間の欲望「インサイト」に発している点に着目するのは実に愉快だ。


2017年11月17日金曜日

トーマス・ヘザーウィックは、「これを階段で作られた建物として見た」と、プロジェクトの発表時に語った。


googleのカリフォルニア社屋に続き、ロンドン社屋の設計も手掛けることになったトーマス・ヘザウィックはイギリス、ロンドン出身のデザイナー、3次元デザイナーと呼ばれている。2006年に英国の王立芸術協会より最年少で王室工業デザイナーに任命される。

2010年上海万博の英国パビリオンや、2012年ロンドン五輪の聖火台などが有名。テレンス・コンラン卿から「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称された。

そのトーマス・ヘザウィックが取り組んでいる建築はとてもユニークで、三次元のデジタルアートのようだ。一種のパブリックアートと考えても良い。

ニューヨークのハドソンヤード開発の中心となるランドマークデザインしたヘザーウィック・スタジオ設計の建築中の構造物は、まるで「船舶」のような構造物で154個の階段を相互接続し、インタラクティブな構造は、登り降りや、探検され、経験されることを意図されている。
























完成すれば、約2,500個のステップと80回の着陸を誇るこのデザインは、広大な公共の庭の上に数マイルの通路を構成する。















トーマス・ヘザーウィックは、「これを階段で作られた建物として見た」と、プロジェクトの発表時に語った。 「船」は、広場建築家のネルソン・バイ・ウォルツがヘザーウィック・スタジオと共同で設計した公共広場と庭園の中心となる。















重要なのは、「船舶」も車椅子でアクセス可能であり、構造物の上部に上昇する湾曲エレベータで設計されている。



























https://www.designboom.com/


2017年11月12日日曜日

いすは座るものというバイヤスを崩したオフィスチェア「ing(イング)」

自動車のいすメーカーとの仕事で、脳科学の専門家とも話し合ったときに、座ることは大変体に悪いという発言があった。パソコンやメールのおかげで、ますます座る時間が増えたような気がする。

働き方革命の多様化にともなって、本能的に座ることのリスクを感じているのだろうか?カウンターのようなデスクで立って仕事をする人も増えてきた。コクヨからの「これまでの概念を根底から覆し、働き方改革を次ステージに推し進める新製品」が出た。






















「概念を覆す」「働き方改革」、そんなバズワードの連続だ。「働く」の未来を考えるオフィスチェア「ing(イング)」は、ゆるやかな「動き」で “座るを解放する”というコンセプトのオフィスチェア。いすは座るものというバイヤスを崩したコンセプトのようだ。

日本人は椅子に座っている時間が世界で最も長いとされている。成人の総座位時間の値は1日7時間で、世界主要20か国と比較すると日本人の座位時間が最も長い。長時間座る行為は、下半身の筋肉は全身の筋肉量の70%というから、長時間の座る行為は、それらの筋肉が動いていない状態が長時間続くので、健康リスクが高まる。






















「ing」は、そんな長時間同姿勢で座っている日本人のためにつくられた “動くためのオフィスチェア”だ。体の微細な動きに合わせて360°自由に揺れる「グライディング・メカ」が、前傾・後傾、左右や斜めのひねりまで人の体の動きを細やかにフォローする。

















バネを使用しない「グライディング・メカ」には、バランスボールのように座って姿勢を固定するまでの負荷がない。「フロントフリーチルト」を採用。高さや角度を調整しなくても、さまざまな背骨の形状にフィットして一点に体圧が集中してかかり続けるのを防ぎ、体圧を分散する。


















同じ姿勢を続けることで引き起こされる筋肉の緊張状態。長時間座っていると、どうしても肩がこったり腰が痛くなったりしますよね。「ing」は従来品に比べて、8割の人の肩の筋肉が、5割の人の腰の筋肉が活動。




















また「ing」に座っているだけで運動と同じ効果が期待できるという。たとえば「ing」に4時間座れば1.5時間ウォーキングしているのと同等のカロリー消費が期待できる。という夢のような性能だ。さらに「ing」はリラックスできる環境をサポート。




























座面がスイングすることで生まれるリズムが体と脳の活性化を助ける。「ing」に60分揺られることで、7割の人のリラックス度を表すα波が増加、6割の人の集中力を表すβ波が増加したという結果が出ている。
https://www.lifehacker.jp/


2017年11月3日金曜日

「29Rooms」は観客が自由に使え遊べる29室のスタジオを持つインスタグラムスタジオだ。













「29Rooms」はニューヨークとロサンジェルスで行われるアートイベントだ。29室のスタジオを持つ29Roomsは毎年、ニューヨークで行われるファッションウィークと同じ時期に開催されている。メディアサイトRefinery29のポップアップインタラクティブ体験である29Roomsの一部だ。
Jill Soloway、Chiaozzaデザインチーム、Chloe X Halleのミュージカルデュオ、そしてWriter、ソーシャルメディアスターのCleo Wadeを含む参加アーティストの発表前にも、19ドルでニューヨークの展覧会には18,000枚のチケットが事前に売り切れた。

















充実したアートイベントでブルックリンの倉庫の中が、このシーズンだけポップなアートスペースに一変する。ニューヨーカーもおすすめのこのイベントはフォトジェニックで色んな感性を刺激してくれる。29Roomsの場合は体験型なので来場者が思い思いにアートと触れ合い、楽しむことができる。
















29Roomsはデザイナーの独占的なアフターパーティーの代案として、またブランド構築とマーケティングのための賢明な運動として作らた。今、29RoomsはInstagramマグネットとスタイリッシュなセットのクリエイティブな劇場になった。

スタイル、文化、テクノロジーのインタラクティブなファンハウスを通じて、29Roomsの生みの親メディアサイトRefinery29の想像力豊かな体験ができる。創造力の持つ変革の力を賞賛するマルチ感覚の遊び場を創造し、遊び、探索することが出来る。















インスピレーションが満ちている29の個別にキュレーションされた部屋、29RoomはInstagramセットのクリエイティブな劇場だ。スタイル、文化、テクノロジーのインタラクティブなファンハウスを通じて、Refinery29の想像力豊かなIRLを体験することができる。29RoomはInstagramセットのクリエイティブな劇場だ。














韓国の芸術家であるJeeYoung Leeは、ニューヨークのゴミに囲まれていた。4,500本のプラスチック製のボトル、1,500本のワインコルク、数十枚のダンボール、リサイクルされた新聞だ。先週ソウルに住んでいた李さんは、先週ブルックリンのウィリアムズバーグにある倉庫にいたが、地元のごみを晴れやかな海の景色に変え、カリブ海の色を背景にした波を構成した。















その中心には帆船があり、そこには訪問者が腰を下ろして、自分たちの漂砂の海を揺らしていた。人間によって作られた環境災害というテーマはInstagramerに共鳴するだろう。
















リファイナリーの共同設立者Piera Gelardiは「重い社会的なテーマと華やかな遊び心のバランスを見つけることが課題でした」と述べた。「私たちは始めたばかりでした。29Roomでは「芸術が教えてくれる空間、人々が触れたい、味わい、跳躍する芸術を創造したい」と彼女は語った。
















テーマ「Turn It Into Art」は、ダイソンからウルタビューティーまで、企業のパートナーが設計した部屋ではゆるやかに扱われた。
















セルフが好きな作品では、アレクサ・ミードは華麗にパターン化された背景、衣装、アクセサリーを作り出して人々に足を運びました。 「幻想的なカモフラージュ」の一種であるこのエフェクトは、3次元オブジェクトを2次元空間に置き換えてインスタグラムに登場する。




















https://www.nytimes.com/


2017年10月31日火曜日

McDonald'sは、フィンランドの支店の1つで初めてのビーガンバーガーを発売した。ダイバシティなのか?大企業がマイノリティ向けの製品作りに熱心だ。#Stylus

マクドナルドと言えば肉というイメージはどうなるのか?McVeganと呼ばれるハンバーガーは、大豆クォーター・パウンダー・パティで出来ている。新しいビーガンのマック・フィースト・ソースは、マスタード、ケチャップ、フレッシュトマト、レタス、タマネギ、ピクルスのスライスを使って、完全に植物をベースにしています。この新しい料理のビーガンバーガーは€3($ 3.50)、フライドポテトとドリンクを付けると€6.95($ 8.20)だ。













バーガーは、2017年11月21日まで、フィンランドのタンペレ市で購入できる。限定版トライアルの成功の度合いによっては、マクドナルドのメニューに定番になるかもしれない。マクドナルドは最近、フランスのLe Grand Veggieハンバーガー、ニンジンと根菜から作られたパテ、そしてノルウェーのMcVeggie burgerをはじめ、いくつかの地域でベジタリアンオプションを数多く発売した。https://www.stylus.com/StylusBlog/




2017年10月25日水曜日

PARTYは、感情的でタッチセンシティブな東京の温室をサイケデリックスペースに変えた。


植物などの自然と絡むインスタレーションがブームだ。このインスタレーションの利点はいくつかあるが、構造体を作らなくてもすむ。いまある温室と野菜をデジタルテクノロジーでサイケデリックな世界に変え観客は野菜を通して音と光ともインタラクションできる。プロジェクターからLEDに変えたことで昼でもある程度楽しめる。
PARTYは、日本のクリエイターの集団で、東京の都心にデジタル技術でタッチセンシティブでインタラクションする身体的な温室に変えた。 「デジタル野菜」と呼ばれるサイケデリックなライト・インストゥルメントには、トマトがバイオリン、ニンジンはトランペット、キャベツはオーボエ、大根はフルート、サツマイモはピアノ、ナスはハープカボチャはクラリネットの音を出すキーになる。

PARTY develops psychedelic, touch-sensitive greenhouse installation in tokyo from designboom on Vimeo.
視覚的な万華鏡的な体験に加えて、PARTYのデジタル温室は細心の注意を払って調整された照明設備を備えている。 「土壌に強く生きる7つのタイプの人生に触れることから始めます」とリードディレクターの伊藤直樹は説明した。













デジタル野菜は11月5日から東京ミッドタウンに展示され、デザインタッチ2017の一環として、すべての五感を通してデザインを楽しむコンセプトを探究するイベントだ。




















https://www.designboom.com/

2017年10月15日日曜日

ルノーと英国芸術大学の名門、セントラル・セント・マーチンは、将来のコンセプトの自律型自動車を提示した。














思ったよりも早くEV社会が実現しそうな気配だ。それと同時に自動運転もかなり早い時期に実現しそうだ。ただし旧来型の自動車と混在して走る「未来の車」が生み出すカオスも考えなければいけない。フランスの自動車メーカーが産業デザイン専攻の学生に、自律的でモジュラーとしての自動車デザインの将来について考えさせ、インフラとサービスがそれをどのようにサポートするかを考えるチャレンジだった。













コンペはルノーの上級設計チームの2人、アンソニー・ロー、外装設計担当副社長、フランソワ・ルボイン、チーフ・エクステリア・デザイナー、ニック・ローデス、セントラル・セントラル・マルティン・プログラムディレクター、製品セラミック&インダストリアルデザイナーによって審査されました。

3つの異なった用途のための3つの異なったサイズの車、フロートと呼ばれる、maglev技術(超伝導誘導反発式磁気浮上式)を使って周りを移動する車両のビジョンについて語っている。yuchen caiは、2017年のデザイン夕食会のオープニング・アワーの間にanthony loによって優勝した学生として発表されました。

カイは、人との新しいつながりを提供する車のビジョンである「フロート」を作り出し、自律性が普及するにつれてドライバーが外界にもっとオープンで社会的になることを提案している。













「フロート」という名前は、その形態と機能のために、将来のビークルのビジョンは、輸送中のバブルのように見えます。車輪上を移動するのではなく、磁気浮上(maglev)技術を使用します。外観に透明なガラスとシルバーシートで作られ、未来的なデザインの美しさがある。

デザインのコンセプトは、車が社会空間の一部になることに基づいている。カイのデザインでは、未来の車は、ガラスの大きなスワスの適用のおかげで、世界とつながる、テッセレーションを通して人々とつながる新しい方法を提供する。また移動する時に「無指向性」になるので何かの方向に回す必要はありません。
















そのようなカイの自律的な車両のコンセプトの設計は、それは1つまたは2つの人のためのポッドを作ることができます。これらのデザインのジオメトリーを通して、多数のポッドを外部の周りを走る磁気ベルトを介して取り付けることができる。

2人以上が一緒に旅行することができる。入退出は、​​地下のロンドンにあるものと同様に、スライディングドアと結合された旋回バケットシートのおかげで簡単だ。













座席をコントロールすることで、乗客は座席を回転させ、サウンドシステムを開き、乗客と話し合っている乗客と話し、ガラスの不透明度を変更することができる。caiの勝利のアイデアには、ユーザーがボタンを押すだけでフロートを借りることができるスマートフォンアプリも含まれていた。

現代では、人がどのようにウーバーやタクシーを呼び寄せているのかと同様に、ポッドは1回の旅または数多くの日を借りることができる。彼らはコンペの勝者として、パリで夏の間、ルノーのデザインスタジオで2週間過ごし、上級デザイナーと協力してアイディアを磨いた。
https://www.designboom.com/


2017年10月8日日曜日

レディー・ガガ専属の靴職人、『舘鼻則孝』たった3名のコレクターで成立するデザイナーは珍しいし、多くのヒントが含まれている。


レディー・ガガ専属の靴職人、『舘鼻則孝』氏と食事をした。レディー・ガガの愛用シューズ、ヒールのない靴のデザイナーとして世界的にも知られ、靴は全てハンドメイド。「僕はアーティストではなく、ブランドディレクターやファッションデザイナー、職人としてやっているという感覚です。日本にいると作品がアートのようですねと言われることが多いのですが、実際、僕はアートとして作っているつもりはありません。」と語る。
































そして、ほしいものがあれば何でも自分で作ればいい。クリエイター気質の母に子供のころから言われていた言葉です。レディー・ガガが履く、かかとのない独特のデザインが施された靴。2010年に制作依頼を受けてから、専属アーティストとしてこれまでに20足以上を提供している。

舘鼻則孝(たてはな・のりたか)1985年、東京の中心にある歌舞伎町という歓楽街で歌舞伎湯という銭湯を生業とする家系に生まれる。父は自らの会社の代表取締役で母はシュタイナー教育に基づくウォルドルフドールの制作を教える講師である。














幼少期は鎌倉で育ち、15歳の時より洋服や靴の制作を独学で始める。東京藝術大学では絵画や彫刻を学び後年は染織を専攻し、花魁に関する研究とともに日本の古典的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。意外にも地方の職人と工芸を大いに活用している。

ヒールのない靴の着想はどこから?このユニークな靴について、京都・祇園の舞妓(まいこ)さんなどが愛用する底の厚い「ぽっくり下駄」から着想を得たと制作秘話を披露。ガガから発注依頼をいただいた経緯。自分の作品のメールを100通送って、3通返信が来た。その中の一通がレディ・ガガのスタイリストだったそうだ。「ヒールのない靴」は“ガガ効果”で世界のセレブ(有名人)を魅了。

















現在、1組1万5000ドル(約118万円)以上で販売されている。注文は絶えず、3年待ちの状態という噂もある。館鼻さんから聞いた最も面白かった話は、世界の熱烈なコレクターはたった3名しかいない。そして、日本にはそのようなコレクターはいない。コレクターはパトロンでもありスポンサーでもある。たった3名のコレクターで成立するクリエイターはアートの世界ではいそうだが、デザイナーの世界では珍しい。
https://www.google.co.jp/