2016年1月21日木曜日

佐藤可士和さんは、デザインとは整理すること。整理とは、自分のなかの不安や“とりあえず”との闘いと表現するデザイン論のアート版で、ひたすら物を美しく整理しライフログを収集し整理するアート。

ネタに困ると訪れる「Things Organized Neatly」というサイトがある。ひたすら物を美しく整理するデザイン。原研哉さんは、デザインとは整理である。と常々語っている。













つまり問題を解決するために、課題や情報を「整理」し、新しく形づけること。そしてデザインの質は思考の総量によって決まる。いいアイデアが出るまでひたすら考える。方針が決まっても考える。プロセスの途中でさらに考える。













それが完成してもなお考え続けることによって、意図したデザインの意味がようやくおぼろげに分かってくる。佐藤可士和さんは、デザインとは整理すること。整理とは、自分のなかの不安や“とりあえず”との闘い。












それに打ち勝つためには、“捨てる”勇気が必要。捨てるものを決めるためには、プライオリティをつけることが不可欠。厳しく自問自答して、下位のものは時間軸で区切って処分すると語る。














このデザインの一つの機能「整理すること」に注目した北京に拠点を置くカメラマンの Hong Hao は、過去14年間、彼の生活の中で、ほぼすべての項目の消費財のライフログを保管している。













「ペースギャラリー香港」で、それらのモノの多くは地図、書籍、チケット、レシート、銀行券、食品、および容器を含む様々なモノで、それらをきちんと整理し平らに丹念に並べられ意図的に表面的な世界を再現したアートだ。













それぞれの生活で使用し消費されたすべてのアイテムをスキャンし記録されたカラフルで魅力的な大きなグラフィックアートになった。その並べられたコレクションは香港の生活の中での時間を反映していて、過去14年間の中国の消費者の習慣の信じられないほどの大きな変化を表している。














Hong Hao(1965年、北京、中国)は、北京で働きながら1989年に版画美術の中央アカデミーの学部、北京卒業したアーティスト。

http://www.nytimes.com/
http://www.pacegallery.com/artists/546/hao-hong
http://thingsorganizedneatly.tumblr.com/


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