2015年5月27日水曜日

Diorが、初のバーチャルリアリティヘッドセット「Dior Eyes」を発表した。ラグジュアリーブランドとデジタルテクノロジーの関係は今後どうなるのか?

通常最先端のデジタルテクノロジーとラグジュアリーブランドは相性が悪い。ずいぶん前になるがLOUIS VUITTON(CELUX)ブランドのケータイを開発しようというプランが立ち上がり交渉したが、老舗ブランドは価値が劣化するデジタルプロダクトはやらないという実に正しい回答でギブアップしたことがある。

Apple Watchもある種のラグジュアリーブランドに向かっているので、ラグジュアリーブランドとデジタルテクノロジーの関係が楽しみになってきた。



















ディオールがランウェイのバックステージを体験できるVRヘッドセット「Dior Eyes」を開発の話を聞いてデジタルプロダクトにDiorブランドのロゴがあることで少し驚いたが、商品ではなさそうだ。あくまでも店舗の販促ツールのようだ。












ヘッドセットを装着することで、ファッションショーの裏側を見ることができる。日本でも6月17日から伊勢丹新宿店のディオールコーナー(1F 化粧品売り場)で期間限定の導入が予定されている。
Diorブランドチームはヘッドセットを企画するにあたり、イメージ図を起こす段階から製品化に至るまで全工程に携わったという。「ディオール アイズ」にはヘッドフォンが内蔵されており、視覚と聴覚からショーの裏側を見ることができる。













3Dプリンターにより製造された。また、着用者の頭の動きに連動して現場の映像が360度展開され、Youtubeの動画ではショーのバックステージでモデルにメイクを施すクリエイティブ&イメージディレクターの姿が映し出されている。

今後は自動車ディーラーが、VRヘッドセットで試乗体験を提供したり、旅行会社が、旅行プランをバーチャルリアリティで先に体感してもらうことも当然になるかもしれない。バーチャルリアリティはかなり前からあったのだが、最近大復活の兆し。Oculus Rift(オキュラス リフト)の没入感も半端ない出来だ。
http://www.fashionsnap.com/news/2015-05-25/dior-eyes/
http://social-design-net.com/archives/22840



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