2015年5月19日火曜日

床と天井を行き来するユニークな照明器具。この照明器具は本を読むためや食卓を照らすための目的は持たない。しかし、円柱形のスクリーンで仕切られた空間の中に入ると光の反射が身体を包み込み駆け巡る。


















デザインコンテストの審査員を長年やってきた。そして自分が賞を決めた作家や作品が評価され活躍している報告を聞くことはとても嬉しい。この生永麻衣さんの東京藝術大学卒業制作作品「reflection in the sculpture」はMITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARDで2014年坂井直樹賞を受賞した作品。

今も高い評価を受けている作品が21_21 DESIGN SIGHTで始まる「 動きのカガク展」で発表されることになった。

reflection in the sculpture from ikinaga mai on Vimeo.
床と天井を行き来する照明器具。この照明器具は本を読むためや食卓を照らすための目的は持たない。しかし、円柱形のスクリーンで仕切られた空間の中に入ると光の反射が身体を包み込み駆け巡ることを楽しむような構造のインスタレーションになっている。













プロダクトの可能性としても今後デザイン・ホテルのロビーなどにおいて従来のステレオタイプなシャンデリアを置き換えるような魅力を持っている。

そしてデザインだけではなく、二つのモーターと五本のワイヤーで光源をコンピュータ制御するというテクノロジーのクオリティーにおいても、非常に質が高い作品に仕上がっている。

【受賞作品】
http://www.m-kagaku.co.jp/mcjda/award2014/awd01_detail.html#PDDET10

展覧会概要は以下のとおりです。

■タイトル: 動きのカガク展
■期間: 2015年6月19日(金)~9月27日(日)
■場所: 21_21 DESIGN SIGHT
■展覧会ディレクター: 菱川勢一
■URL: http://www.2121designsight.jp/program/motion_science/index.html


2015年アワード募集締切もいよいよ今月末(5/31)に迫ってきた。ご参加を!
http://www.m-kagaku.co.jp/mcjda/award2015/index.html

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