2012年7月2日月曜日

クロスカルチャーの中の自らが何者であるかを、クールなユーモアで包み込みながら語るジョン前田。TEDx Tokyo2012

ジョン前田のいくつかの講演ビデオは見てきたが、これは一番の出来だろう。アートを教育の根幹=STEM(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、数学)に取り込もうというSTEAM運動を語りながらも、自分の実家がシアトルの豆腐屋さんであること、日本の固有の文化である、紅白歌合戦、高倉健や寅さん、子連れオオカミ、明日のジョー、水前寺清子、郷ひろみなどを登場させながら、マッシュアップなどのIT用語に巧みに変換していく。 














クロスカルチャーの中の自らが何者であるかを、クールなユーモアで包み込みながら語る。海外に出て行く日本人は、日本人以上に日本人らしい。それがアイデンティティーというものだろう。ちなみに明和電気の土佐さんとは筑波で同期だったようだ。 TEDxTokyo - John Maeda - Design Culture - [English]
ジョン前田:グラフィック・デザイナー、ビジュアル・アーティスト、コンピューター・サイエンティスト。MITメディア・ラボでシンプリシティ・コンソーシアムを立ち上げ、メディア・アーツ・アンド・サイエンシズのE・ラッジ・アンド・ナンシー・アレン教授を務める。

2008年6月に、米国有数の芸術大学であるRhode Island School of Design(RISD)の学長に就任予定。過去に、東京、ニューヨーク、ロンドン、パリで展覧会を開いており、スミソニアン研究所クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、サンフランシスコ近代美術館、ニューヨーク近代美術館に常設展示がある。スミソニアン・ナショナル・デザイン賞(アメリカ)、レイモンド・ローウィ財団賞(ドイツ)、毎日デザイン賞(日本)など、受賞歴多数。

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