2011年11月30日水曜日

ピンク・ソルジャーと名付けられた写真、摩訶不思議なピンクの人間の目には見えない写真。730nm以上の光を捉えた世界が写真に収められています。

















これらの写真は、Richard Mosseによって撮影されました。KodakのAEROCHROMEというフィルムを使って撮影されています。kodak Aerochromeは、森林管理・地図製作・工業・軍事分野などの、航空写真の為に設計されたフィルムです。このフィルムは、730nm以上の人間には見えない近赤外線にも感光するという特徴があります。フィルターを使用し撮影することで、その特徴を最大限まで発揮させ、これらの写真が撮影されています。

















なんとも不思議な世界ですが、人間の目の構造が少し異なれば、こんな景色が見えていたのでしょう。また、人間以外の目を持つ生物には、この様に見えるものがいるのでしょうか...


















ナノメートル(nanometre、記号nm)は、国際単位系の長さの単位で、10-9メートル=10億分の1メートル。 1 nm = 0.001 µm ... マイクロメートル · 光の波長(100~1000nmオーダー)や、原子・分子の構造(0.1~10 nmオーダー)などを表す。(wikipediaより)
【人間の目には見えない、730nm以上の光を捉えた写真】http://www.fubiz.net/2011/11/25/pink-soldiers/
Richard Mosse

2011年11月29日火曜日

PCのパーツをリサイクルして製作した世界地図で、この作品名は"World"です。

今京都駅の待合室で、このブログを投稿している。一昨日は大阪、昨日は京都、今日は横浜、午後は湘南SFCと移動の日々です。ノマドの小さな実験ですね。さて、最近増えているように感じる理系女子の作品。















イギリスを拠点に活動するアーティスト、Susan StockwellがPCのパーツをリサイクルして製作した世界地図です。この作品は"World"と名付けられました。この作品は2010年から進行し、マザーボード・配線・ファン・その他の電子部品など、リサイクル部品として寄贈されたものが使用されました。彼女はこの作品(world)の他にも、PCのパーツのリサイクルを使った作品を製作している。
http://www.susanstockwell.co.uk/summary.php?category=ecology
【イギリスを拠点に活動する、ギークな女性アーティスト】http://www.thisiscolossal.com/2011/11/susan-stockwell/
またPCパーツのみならず、紙を使用した作品も多数ある。
http://www.susanstockwell.co.uk/summary.php?category=dress
<Susan Stockwell>http://www.susanstockwell.co.uk/

2011年11月28日月曜日

最速で製作されたwebサイト、SNS等を使い、参加型の製作をインスタレーションとして行い、多くの人を巻き込みブランドや商品へとエンゲージさせる手法。速度感が良い!













SNS等を使い、周囲を巻き込みながら製作されたwebサイト、webのデザインは、実際にライブペインティングを行いながらされました。また、この模様はストリーム配信され、twitterにも連動することで多くの人を巻き込みながら完成へと進んでいきました。そして完成したのが、以下のサイト
より多くの人々をブランドや商品へとエンゲージさせる手法ですね。HPをインスタレーションとして製作してしまうというのも興味深いです。
【インスタレーションのように製作されたHP】http://www.digitalbuzzblog.com/toyota-the-fasted-painted-website/

2011年11月27日日曜日

「ノマドは世界を変えるのか」クレイジーな大人×クレイジーな子供による世界を動かすノマドカンファレンスに参加されませんか?


注意:当日の観覧席はありません。インターネットによる配信のみです。

会場は収録用で、お客様をお入れするとしても15人程度しかキャパシティがないので、念のためお願い致します。ご説明が不十分で申し訳ありませんでした。宜しくお願い致します


NOMAD JAPAN Vol.1「ノマドは世界を変えるのか」クレイジーな大人×クレイジーな子供による世界を動かす「ノマドカンファレンス」を慶応義塾SFCの坂井研の学生が行います。
ノマドは、その自由さからヒッピーとも少し被る。ノマド的生活は、どうやら多くの経験や知識の記憶の点が増えることによって、関連性を素早く見つけ繋ぎアイデア(天啓)を得ることの出来るように脳の性能を引き上げ創造的にするようだ。

http://kohnakagawa.com/nomad/
放送日時:2011年11月30日(水) 18:00~20:00 livedouga原宿より、USTREAM生中継
http://www.ustream.tv/channel/nomad-tv2
登壇者:坂井直樹氏、増田寛也氏、村上敬亮氏、赤坂俊介氏、玉置沙由里氏、柳明菜氏
司会者:仲川孔望、高橋万里菜

















皆さんは、"ノマド"という言葉をご存知ですか?
NOMAD JAPANは、これからの未来を創るであろうと予想されている "ノマド" のための番組です。インターネットの誕生によって、400倍以上にも情報量が膨れ上がったと言われている現代社会において、人々の生き方、ライフスタイルも自ずと変遷していきます。

未来予知の才人、フランスの経済学者、ジャック・アタリもノマドを予言しています。吸収する情報が増幅し、移動に対しての障害もなくなり、より情報量の多い日々を生き、毎日のように自由に世界を飛び回りながら生きる人々が誕生する。彼らが、この混沌とした世界に必要な新しい価値観やビジョンを提示していくと考えられています。

では、そのような新しいライフスタイル、"ノマド"は、果たして世界を変えるのでしょうか。今回は、ノマド思考を持つ クレイジーな大人達×クレイジーな子供達 による 対談を、Ustreamで生配信するという実験的試みを行うことによって、その答えを探していきたいと思います。ノマドという切り口から、これからの時代で自己実現していくには、という本質的テーマに迫ります。

本プロジェクトは、電通・博報堂主催のMIRAI DESIGN AWARD 2030を受賞した、ノマドパスポート - NOMAPOチームによる挑戦です。2009年より、1000日間定住しないノマドライフスタイルを実践する仲川孔望を中心に、世界を変えるであろう"ノマド"の可能性を日本で最大化するべく、今後もNOMAD TVの立ち上げをはじめ、NOMAD JAPANの継続的開催などの活動に務めてまいります。

ノマドに興味のある皆様はもちろん、協働していく仲間を探しています。ご興味ある方は、お気軽にご連絡下さい。
mail:nomadtv.info@gmail.com

NOMAD TV 開局 NOMAD JAPAN開催記念 応援メッセージ受付中
http://goo.gl/0tREH
ただいまNOMAD JAPANに向けての応援メッセージを募集しております。ぜひ何か一言でも頂ければ幸いです!
* サイト上や番組内で紹介させて頂くこともあります。

NOMAD TV 公式Twitterアカウント
https://twitter.com/#!/NOMAD_TV

主催:MIRAI DESIGN LAB. NOMAD Team
http://miraidesign-lab.com/award/nomad/

チームメンバー:
仲川孔望 総合政策学部4年 坂井直樹研究会所属
小川慶大 総合政策学部4年 坂井直樹研究会所属
飯田麻友 総合政策学部4年 坂井直樹研究会所属

米国では4人に一人が入れ墨!色々な刺青を見てきたが、この理科室の骨格見本のような刺青は初めて見た。

組織構成員識別、罪人の認識、秘密結社、粋、愛情の表現、性的刺激、威嚇など刺青を入れる理由は様々あるが、この図柄は想定不能だ。もちろんこれはボディー・ペインティングの可能性も否定出来ないが詳細不明、気になる。。































近年18〜29歳の青年層の間で刺青を入れる人々が急増し、同年齢層の36%が刺青を入れ、ボディピアスなどを含めると48%に上るとされている。18〜50歳の人々全体で見れば、刺青を入れている人々の割合も、2003年の16%から、2006年の24%に上昇しているとされ、今後もこの割合は上昇するものと予想されている。つまり4人に一人が刺青を入れている計算になる。
(ソースはwikipediaより)

白黒の世界で彼女のシューズを履いた足が、タップダンスを踊る光景が映し出されています。















シューズメーカの迫力のプレゼンテーション、大変魅力的に商品を伝えています。この映像は、Tabitha SimmonsのA/W11コレクションのプレゼンテーションです。Tabitha Simmonsは、イングランド出身のTabitha Simmonsが、同名によって展開しているレディースのシューズブランドです。フォトグラファーのCraig McDeanがディレクターを務め、この映像を制作しました。

白黒の世界で彼女のシューズを履いた足が、タップダンスを踊る光景が映し出されています。エレガントなシューズが、テンポ良くリズムを刻みながら踊る様子が、大変クールです。
最後のシーン、シューズが傷つけた床が黒板のように美しい。
【イギリスシューズブランドのプレゼンテーション】http://trendland.net/tabitha-simmons-aw-2011-video/
Tabitha Simmons<http://www.tabithasimmons.com/>

2011年11月26日土曜日

ゲーム業界でない人からも注目を浴びている「ゲーミフィケーション」は、ゲーム的要素を様々な分野で適用するコミュニケーションデザインの考え方。

一年半前から、研究員の久下さんと相談しながら授業構成を設計した。一コマ90分の構成で、まず30分の課題に関するレクチャー(これは最後でも良い)、そして30分は教員が課題を出して学生達は回答をTwitter#nslで提出。最後の30分間は各自持ち時間一分(学生数は30名)で、Twitterの画面を表示しながら回答の意図を説明する。休憩時間に教員達がベスト3とワースト3を決定し発表する。ベスト3に選ばれた学生は、その日の夜に教員と食事をしながら話し合う名誉な機会が与えられる。一方ワーストに選ばれた学生は、次は良い評価を得るためのモチベーションにする。
2011SFC_ORF
















最近「ゲーミフィケーション」というバズワードに出会った。人間は、達成感や満足感を味わうことで、それがモチベーションとなって、さらに高次の欲求を達成ようと志向し、行動する生き物だとしている。「ゲーミフィケーション」とは、ゲームでよくある「レベル」、「ランキング」などの要素によって、「もっとランキングを上げたい」「友達に勝ちたい」などの心理を突いてユーザーの興味を引き付け、継続的に参加したいというモチベーションを引き出していく手法なら、もうすでに坂井研は「ゲーミフィケーション」を取り入れていることになる。
SNSなどで顧客の引き留めにも活用されている。

ゲーミフィケーションは、広義には現実も含めて 課題を解決するための手段であり、狭義にはそうしたことをネット上で行うことだという。そうしたことが可能となったのには、やはりソーシャルメディア(坂井研のケースはTwitter)がインフラとして進展しつつあり、それによるソーシャルグラフ化が追い風になっている。
(記事ソースはBianchiの徒然ブログ“macume”ことイベントなどでお会いする梅下武彦さん)
http://blog.livedoor.jp/macumeld/archives/1592144.html
http://news.livedoor.com/article/detail/5996043/

2011年11月25日金曜日

世界最大のランドスケープ映像、私たちの住む地球は言葉にならないほど魅惑的な星だ。













世界で最も印象的なランドスケープ 、壮大なスケールがこの映像には納められています。この映像はNASAが発表したものです。












宇宙ステーションから3ヶ月もの間をかけて撮影された映像です。この映像から私たちの住む星を見ることができ、地球は神話の如く美しいのだということを再認識させられます。

Earth | Time Lapse View from Space, Fly Over | NASA, ISS from Michael König on Vimeo.
この映像を編集したのは、Michael König ドイツのベルリン在住のビデオ映像作家です。尚、NASAのオリジナル映像は以下より視聴可能です。
http://eol.jsc.nasa.gov/Videos/CrewEarthObservationsVideos/
【世界最大のランドスケープ映像 私たちの住む地球とは言葉にならないほど魅惑的な星】http://www.fubiz.net/2011/11/14/time-lapse-view-from-space/

2011年11月24日木曜日

アップルは将来的にはiTunes Storeをディズニーみたいなコンテンツ企業に売却すると思うよ。だって、プラットフォームを握ることなんて、アップルの仕事じゃないもん。という予言。高城剛

何年か前にテリー伊藤さんと、テレビ的な会話とは何か?という話をしたことがある。テリーさんは、テレビの達人で、「AといえばB」と言えば良いんです。と、さらっと言う。確かに面白くない議論というのは「Aと言えばA'」のパターンだろう。予定調和とでも言うのか。とかく日本ではコンフリクトを恐れるカルチャーだ。小林弘人さんと高城剛さんの「サイゾー」での対談を読むと、高城さんは「AといえばB」の典型だ。と、気がついた。

















小林弘人さんと高城剛さんの「サイゾー」での対談の一部、マテリアルが大切か?インマテリアル?情報か?プロダクトか?
高 97年に、僕は「マイクロソフトは絶対にダメになる」って言ったけど、当時は誰も信じなかった。あの頃、マイクロソフトが売っていたものが、今やほとんどタダで手に入るけど、それだってわかっていたこと。現時点でいえることは、10年後までアップルの勢いはもたないということだね。
小 アップルもダメなの? ジョブズが亡くなったりしたら、それもありえるけど、どうして?(ジョブズが亡くなる前のインタビュー)
高 このままでいけば、MacやiPadに載っているOSは、いつかフリーになる道でしょ?または同じようなフリーのすごいOSが出てくるよ。で、OSがフリーになったら、アップル以外から、タダ同然のハードがいっぱい出てきますよ。
小 アップルは、iTunes StoreやiBooksなどのプラットフォームを権益化することで、長期間にわたって覇権を握り続けるのではないかって見方があるけど、それについてはどう思う? そこが日本企業にはない、アップルの一番の強みだと。

高 僕は、アップルは将来的にはiTunes Storeをディズニーみたいなコンテンツ企業に売却すると思うよ。プラットフォームを握ることなんて、アップルの仕事じゃないもん。
小 コンテンツがフリーになっていく中で、ディスニーのようなコンテンツ企業は、今後も生き残れると思う?
高 コンテンツだけでは厳しくなるよ。でも、ディズニーが一番力があるのは、人形を売ったりアミューズメントパークを運営したりとか、形あるものでしょう?
小 つまり、マーチャンダイジングやリアルからの事業収益ね。
高 今は情報肥大して、みんな、パニックになってるだけ。リアルな人形とかを、iTunes Storeとかアマゾンで売っていけばいいんですよ。それに、ディズニーの立場からしたら、映画館やDVDというプラットフォームがネットに取って代わられるわけだから。

2011年11月23日水曜日

誰もが、どんなデバイスからも参加可能なインタラクティブな作品。この手法は、どんな活用法があるでしょうか?














Mobile Projection Mappingは、どんなデバイスからも参加可能であり、マルチプレイも可能、さらにどのサイズへも拡張可能だ。

EELS 3D projection mapping multiplayer game from B-Reel & B-Reel Films on Vimeo.
R&Dというエージェンシーが製作した、マルチプレイ可能な「B-Reel」という3Dプロジェクションゲーム。「B-Reel」は、スネークゲームを3D化したものです。HTML5を利用することで、どんなデバイスでも参加可能であり、プロジェクター2台を使い、どんなサイズへも拡張可能です。
【マルチプレイ可能な、3Dプロジェクションゲーム】http://www.digitalbuzzblog.com/b-reel-multiplayer-mobile-projection-mapping-game/

神の視線とでも呼べる一つの視点から捉えられた映像。













いくつもの映画の映像をつなげたものです。共通しているのは、上空からの視点で撮られたもの、まるで神が見ている様な、人間からは見えない視点の映像です。











また、さらに共通点を探すといくつか共通していることがありますね。これらの共通点から、この視点の持つ意味、感じさせる事など、映像を撮る上での法則性を垣間見る事が出来ます。さて、あなたはこの映像を観てどんな事を感じましたか?また、どうしてその様に感じるのでしょうか?

God's Eye View from Brian Carroll on Vimeo.
【神の視点から見える世界 この視点が感じさせるものとは?】http://www.fubiz.net/2011/11/10/gods-eye-view/

2011年11月22日火曜日

多くの日本画は写しから始まり、リデザインを重ねたものだ。達磨も龍も、日本画家の誰も見て描いたわけではない。この写しが日本画のトレーニングでもあるし、継承でもあるのだろう。絵は村上隆さんの達磨。

達磨大師は実在の人物とされているが、どの達磨も本人を見て描いたかどうかは不明だ。多くの日本画は写しから始まり、再解釈を重ねたものだ。特に龍などは実在していないので、当然ながら誰も見て描いたわけではない一種の図案だ。この写しが日本画のトレーニングでもあるし、継承でもあるのだろう。また、過去の作曲家が作った曲を再演奏することが芸術とされている意味では、クラシック音楽とも似ている。



















この絵は、村上隆さんの作品だるまさんシリーズの一つ。242.6 x 281.9 cmと大きなもので、細部をよく見ると眉毛がピンクで縁取りされていたり、目がカラフルだ。古典的な日本画の中にも新しい解釈がある。もともと、村上さんは東京芸大の日本画出身。彼の作風の特徴は、「オタク」+「アニメ文化」+「日本画」という要素は、グローバルから見ると、すべて日本固有のオリジナリティーに溢れている。佐藤可士和さんの村上隆評も面白いので添付しておく。


























目を見開けど実景は見えず。ただ、己、心、凝視するばかり也
I open wide my eye but see no scenery. I fix my gaze upon my heart., Takashi Murakami, 2007



坂井直樹の”デザインの深読み”: なぜサムスンデザインは強いのか?その秘密を探る慶応ORFトークセッション_11月23日(水)15:0...

坂井直樹の”デザインの深読み”: なぜサムスンデザインは強いのか?その秘密を探る慶応ORFトークセッション_11月23日(水)15:0...: ついに明日開催です。第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ/開催場所:東京ミッドタウン ホール&カンファレンス 入場無料 事前登録不要/主催:慶應義塾大学SFC研究所/『学問ノシンカ」 http://orf.sfc.kei...

2011年11月21日月曜日

エジソンが発明した「元祖白熱灯」のように見えるLED電球「LDAHV4L27CG」がグッドデザイン金賞を受賞した。

伝統的な白熱灯の中にあるフィラメントを模した針金でつり下げられていて、光を全方向に拡散するフィラメントに近い光源をLEDで実現した。この「電球らしい電球」のデザインを見ていて、体温計・オムロンの「けんおんくん」をデザインした柴田文江さんが「究極はリンゴはリンゴだよね。と、言われるようなことが良いこと。その形で生まれてきたことが自然に思えるようなもの」とSFCで語ったことを思い出した。





















審査委員の評価も「1,世界中で電球がLED電球に切り換わっていく中で、明るさと省エネ性はもちろんのこと、フィラメントに近い光源を実現させている。」「2,いかにもLEDといった光ではなく、温かみのある、生活の中での「灯り」といった光を提供してくれる。心理的な部分での配慮が感じられる。」
つまり新しい技術が出てきて、デザインは自由度を得ることもあるが、あえて変えたくない形というものもある。

2011年11月20日日曜日

サイコロは1/6の確率で、ある数を決定する。誰でも使ったことがあり、ある場所では人の人生を左右している、そんな魅力を持つサイコロで製作されたこれらの作品。


















壮大なイメージの彫刻物。そう、これらはサイコロで製作されています。イギリス人アーティスト、Tony Craggによって製作されたものです。数千ものサイコロを使用して製作された、大変印象的な彫刻物です。

























サイコロは1/6の確率で、ある数を決定する大変単純なプロダクトです。そしてその方法は、ボードゲームからギャンブルまで幅広く使われています。また、サイコロによってある種の運命の移り変わりが現実的に起きているでしょう。















そんな単純かつ、だれでも使ったことがありながら、ある場所では人の人生を左右している、そんな魅力を持つサイコロで製作されたこれらの作品。この作品に込められた思いは、いったいなんなのでしょうか?深読みすればするほどに、これらの作品に引き込まれていきます。

<Tony Cragg>http://www.tony-cragg.com/【ボードゲームからボードゲームからギャンブルまで、単純なプロダクトが見せる世界】http://www.fubiz.net/2011/11/10/dice-sculptures/

2011年11月19日土曜日

SFC ORFの「Scanning the Earth-科学技術の未来」をご紹介、興味のある方はぜひ参加して頂きたい。

Scanning the Earth-科学技術の未来-日時 23日(水・祝)18:00~19:30 会場 room9
東日本大震災以降、科学者と社会、市民と科学技術の関係が改めて問われています。村井純と伊藤穣一は、震災後に、地球環境モニタリングプロジェクト及びSafecastという市民による放射線測定プロジェクトを立ち上げました。本セッションでは、この二人がスピーカーとなり、地球環境モニタリングを皮切りに、科学技術の未来について幅広い視点から議論します。

















Joi(伊藤穣一)は、ダイバーシティーの見本のような人だ。最近言われる「ダイバーシティーマネジメント」とは、性別や年齢、人種だけではなく、多様な人たちを活用して、組織のパフォーマンスを高めることの意味だ。それは、同質な人の集団よりも異質な人の集団の方が、お互いをインスパイアしてイノベーションが生じやすいからだ。下記の文章を読んで頂ければ解ってもらえるはずだ。

伊藤穣一(Joi)は、投資家、事業家であり、また日本の初期のインターネットを普及させた。彼は3歳のとき、父の研究の関係でカナダへ移住。さらに5歳のとき、父がECD社で研究者として働くためアメリカはデトロイトへ引っ越し。社員の7割が博士、ノーベル賞受賞者もたくさんいるような会社だった。13歳のとき、JoiはこのECD社でアルバイトをするようになり、ここで初めてコンピューターに出会う。1979年のことである。

Joiは、独学でコンピューター言語を覚えた。15歳のとき、Joiは日本に帰国。帰国後すぐに、アップル2を購入。コンピューターゲームにはまり、ゲームをコピーするためにソフトのプログラミングの勉強に没頭。高校は調布のアメリカンスクールへ通い、ここでパソコン通信を始める。アメリカ国防省やNASA、MITなどさまざまなさまざまなネットワークに侵入して遊ぶハッカーとなった。
(記事ソースはAngelgeek)
第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ・入場無料 事前登録不要/主催:慶應義塾大学SFC研究所 #orf2011 http://orf.sfc.keio.ac.jp/?page_id=5

2011年11月18日金曜日

”The Whole World”と名付けられたインスタレーション、一枚の板から数百ものパーツをくり抜き、顕微鏡と望遠鏡を製作しています。














大変シンプルな方法で製作された、夢のあるインスタレーション。思わず微笑んでしまいます。













”The Whole World”と名付けられたインスタレーション、一枚の板から数百ものパーツをくり抜き、顕微鏡と望遠鏡を製作しています。

Chris Sauter from Mark & Angela Walley on Vimeo.
そしてそのくり抜かれたボードには、なんと顕微鏡と望遠鏡から覗いた世界が表現されています。大変シンプルですが、非常に思慮深い、コンセプチュアルな作品です。













<Chris Sauter>http://www.chrissauter.com/【無駄のない、コンセプチュアルな作品 一枚の板から見事に世界を表現しています。】http://www.thisiscolossal.com/2011/11/chris-saunter-the-whole-world/

2011年11月17日木曜日

Mi-teは顔を映すだけで、必要な情報を必要な時に表示してくれる、 情報通信機器としての鏡。SFC_ORF 2011 #orf2011
















「Mi-te」は、坂井研究会の女性だけのチームが制作した。必要な情報を必要な時に表示してくれる、 情報通信機器としての鏡だ。いつの時代にも朝が苦手な人は多く、余裕を持って身支度ができず、ついうっかり忘れ物をしてしまった、なんてこともあるだろう。少ない時間をもっと有効に活用できれば、よりよい朝、よりよい1日を送ることができるはずだ。ここで注目したのは、どんなに忙しい人でも朝に必ず利用する“鏡”である。Mi-teは顔を映すだけでその日のスケジュールや必要な情報が表示され、自然と確認できる。制作:多山えりか+高橋万里菜+本田有珠美+三品千佳

第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ/開催日程:2011年11月22日(火)~23日(水・祝)開催時間:10:00~19:30/開催場所:東京ミッドタウン ホール&カンファレンス 入場無料 事前登録不要/主催:慶應義塾大学SFC研究所/『学問ノシンカ」#orf2011

「豊かさとは何か?」経済は停滞し、環境問題や震災などが発生し、確実にパラダイムシフト(SOCIAL 0.0)が起きている。

ブータンは国民の95%が幸福だと感じているそうだ。その幸福の指数としてGNH (国民総幸福度)なる概念が有名。一昨日坂井研の学生の一人が大阪は幸福度が全国最低だと言うので根拠を調べて見たら犯罪発生率が不幸の度合らしく算定方法が国や都市によってまちまちで曖昧だ言っていた。「なるほど。それはそうだ。」















さて、この動画は、Motorolaの最新機種のプロモーションの為に製作されたものです。物質所有への意味の解釈を問いかける、哲学的なメッセージが込められています。グーグルがモトローラ・モビリティを買収以前に作られたのか?その後なのか?は不明。3つのバージョンがあるうち、津田大介、志茂田景樹、きゃりーぱみゅぱみゅ、米原康正、池上高志が出演している。

「豊かさとは何か?」戦後の高度経済成長によって、多くの人々は目標を共有し、日々を邁進してきた。ところが経済は停滞し、環境問題や震災などが発生し、確実にパラダイムシフトが起きている。これまでの行いを見つめ直し、新たな価値へのシフトをする人々がいる。豊かさが揺らぎ、変化しつつある。このような現在、豊さとは何なのでしょうか?SOCIAL 0.0と名付けられたパラダイムシフト。この映像では、いくつかの意見があるものの、「本物の豊かさとは、クリエイティブに支えらているので、それらを共有しよう」というメッセージが与えられている。皆さんはどう考えますか?
【今日における豊かさとは?~What does abundance mean to you today?~】http://www.psfk.com/2011/11/motorola-asks-what-does-material-abundance-mean-to-you.html

2011年11月16日水曜日

どこにでもある色鉛筆を使ったストップモーションアニメ。カラフルな展開が印象的です。














HudsonというアーティストのPVとして製作された映像。この映像はストップモーションで製作されています。

Hudson - Against The Grain from Dropbear on Vimeo.
色鉛筆を使って様々な展開を見せます。軽やかで、爽やかな曲調にあった楽し気な映像になっています。
・メイキング

http://www.flickr.com/photos/69663496@N02/sets/72157627977997797/with/6334459014/
<Hudson>http://hudsonmusic.com.au/
<Jonathan Chong>http://vimeo.com/dropbear【色エンピツで創造される世界】http://www.thisiscolossal.com/2011/11/hudson-against-the-grain/

2011年11月15日火曜日

Personal Space Mobility CELLA(セラ)は次世代パーソナルEVのコンセプトモデル。SFC ORF 2011 #orf2011


















CELLA(セラ)は次世代パーソナルEVのコンセプトモデル。使用者と外界を隔てる窓がユーザーに合わせたドライビング空間を構築する。様々な環境情報認識技術を用いて、使用者ごとに最適化された世界を創り、楽しむことを目指す。プロジェクトの指導はSFC研究員の久下玄が担当した。制作:岩松康雄+小林百絵+久下玄:坂井研究会

第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ/開催日程:2011年11月22日(火)~23日(水・祝)開催時間:10:00~19:30/開催場所:東京ミッドタウン ホール&カンファレンス 入場無料 事前登録不要/主催:慶應義塾大学SFC研究所/『学問ノシンカ」#orf2011
http://orf.sfc.keio.ac.jp/

Kinectはゲームやコントローラーのみだけではなく、楽器にも医療にも爆弾処理にも、用いられている。














Kinectはゲームやコントローラーのみだけではなく、楽器・学校・医療でも用いられています。爆弾処理のコントローラーとして使われたり、リハビリに利用されたり、身体感覚に結びついた振る舞いの操作が行われています。

今後、私たちのジェスチャー自体がUIとなり、様々なパフォーマンスや機能を喚起します。これらのパフォーマンスは今後どう変化するでしょうか?もう物質は必要ありません。と言う猪子さん的なとらえ方もあるし、ジョブズのようにプロダクトデザインにも拘った人もいる。コントローラーも楽器も様々なリモコンも…さて、みなさんならどんなUIを選択しますか?何のためにこのテクノロジーをどう使いますか?












【楽器にも医療にも爆弾処理にも、テクノロジーの力は私たちの創造でどう世界を変えるでしょうか?】http://creativecriminals.com/media/xbox-kinect-effect/

2011年11月14日月曜日

窓の曇りに描かれたイラストによって展開するアニメーションは、そこに登場する人とのインタラクションによってユニークな展開を見せます。














今の季節にピッタリの結露をモチーフにしたアニメーション、窓の曇りに描かれたイラストによって展開するアニメーションは、そこに登場する人とのインタラクションによってユニークな展開を見せます。それにしてもガラスの向こうにいる二人の美女は誰だろう?have-you-seen-my-sister-evelynがヒント。

Evelyn Evelyn "Have You Seen My Sister Evelyn" Music Video from Amanda Palmer on Vimeo.
室内外での温度差が発生する昨今の様な季節、窓には結露が発生、その結露を利用し描画したストップアニメ。【「ついついやってしまう」そんな日々の一面を切り取った映像】http://www.fubiz.net/2011/11/02/have-you-seen-my-sister-evelyn/

透過した文字盤の中に世界中の様々な人々の肌色が溶け込み、オンリーワンの時計にカスタマイズされる映像作品。

「第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ」このフォーラムは一年に一度、学生の成果を見て頂くためのイベントです。坂井研究会も数種類の学生作品を展示します。NS_World Watchは、今夏発売された腕時計「透過された時」と題されるNS_CONCEPT Watchを素材にした映像作品だ。














NSの意味するところは、一瞬×永遠、両義性、複雑性や超和風+超洋風などの相反する価値観を同時に実現する次世代のデザインだ。この映像は透過した文字盤の中に世界中の様々な人々の肌色が溶け込み、オンリーワンの時計にカスタマイズされる。そしてその小さな機械NS_CONCEPT Watchが肉体と一体化し、時空を超えて世界の街へ出かける。制作:坂井直樹+森野和馬+田村奈穂+多治見智高

第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ/開催日程:2011年11月22日(火)~23日(水・祝)開催時間:10:00~19:30/開催場所:東京ミッドタウン ホール&カンファレンス 入場無料 事前登録不要/主催:慶應義塾大学SFC研究所/『学問ノシンカ」#orf2011
http://orf.sfc.keio.ac.jp/

2011年11月13日日曜日

自分の筋疲労を知るきっかけを提供し、スポーツ医療に対する関心を高めてもらうためのデバイス。慶應SFC ORF 2011

「第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ」このフォーラムは一年に一度、学生の成果を見て頂くためのイベントです。坂井研究会も数種類の学生作品を展示します。まずは、「Kincode」は、SFCのタッチフットボールの選手で坂井研のゼミ長、そしてこのキンコード・プロジェクトのチームリーダーでもある佐藤由樹と、そのチームが制作した。制作:佐藤由樹+笛田満里奈+松阪郁子+平野琢也+仲川孔望+久下玄:坂井研究会

















「Kincode」は、筋肉の硬さから筋疲労度を計測し、その値をネットワーク上で管理できる通信デバイスだ。今、スポーツ医療には真空地帯 ー スポーツ専門医の診療や知識の及ばない選手層ー が存在し、自分の身体の状態やケガの知識のないままに運動を継続した結果、腰痛や腱鞘炎、ひいては靭帯断裂などの大怪我を引き起こす選手が数多く存在する。Kincodeは、この「スポーツ医療の真空地帯」に属する人々へ向けて、自分の筋疲労を知るきっかけを提供し、スポーツ医療に対する関心を高めてもらうためのデバイスである。プロジェクトの指導はSFC研究員の久下玄が担当した。





第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ/開催日程:2011年11月22日(火)~23日(水・祝)開催時間:10:00~19:30/開催場所:東京ミッドタウン ホール&カンファレンス 入場無料 事前登録不要/主催:慶應義塾大学SFC研究所/『学問ノシンカ」
http://orf.sfc.keio.ac.jp/

288,000個のジェリービーンズを使って製作されたストップモーションPV














ジェリービーンズを利用して製作された映像。大量のジェリービーンズがユニークな世界を創造しています。さて、いくつのジェリービーンズが使われているでしょうか?この映像は「Kina Grannis」というパワフルで繊細なアーティストのPVです。この映像はストップモーションで撮られています。

使用されたジェリービーンズは288,000個であり、製作期間はなんと22ヶ月です。また、これらは手作業で地道に並べられました。以下メイキングを見てみて下さい。

【大量のお菓子が構成する、ファンタジーな世界】http://www.adverblog.com/2011/11/07/music-vid-made-using-288000-jelly-beans/

2011年11月12日土曜日

なぜサムスンデザインは強いのか?その秘密を探る慶応ORFトークセッション_11月23日(水)15:00~16:30_会場:openB



















第16回 SFC Open Research Forum 2011 学問ノシンカ/開催場所:東京ミッドタウン ホール&カンファレンス 入場無料 事前登録不要/主催:慶應義塾大学SFC研究所/『学問ノシンカ」http://orf.sfc.keio.ac.jp/

「日本サムスン株式会社スポンサーセッション」学生と作るサムスンデザインの未来/日時23日(水)15:00~16:30/会場 openB

吉田道生:日本サムスン株式会社 デザインチーム長+金子郁容:政策・メディア研究科教授+坂井直樹:政策・メディア研究科教授
http://orf.sfc.keio.ac.jp/?page_id=39

















サムスン電子は企業競争力を向上させるために、デザインのようなソフト競争力の強化が重要であると考え、優秀デザイナーの確保に取り組んで来ましたが、そのためには採用前のデザインを学ぶ学生にも、デザインをより深く学ぶ機会が必要であると考え具体策を実施してきました。こうしたサムスン電子の取り組みを紹介し、これからのデザイン、大学、企業の関係性を考えていきます。


大変印象的でゴッホ並に強烈なポートレイト、何を材料に使い制作されているのでしょうか?














Nick Georgiouというアーティストによって製作された、ポートレイトと造型です。これらは、書籍や新聞等を使って製作されています。本や書籍等、ある作家や編集者の思いが詰まったものでポートレイトが製作されるというのは、作品の世界をより深いものにしています。



























<Nick Georgiou>http://myhumancomputer.blogspot.com/
【多様なストーリーが集約された、迫力のポートレイト】http://www.fubiz.net/2011/11/03/paper-elegies/

2011年11月11日金曜日

通常顧客の要望を正確に受け止め、最適解を求めるプロのデザイナーが、機能に拘らないで時折遊ぶ?クラーク・ケントとスーパーマンみたいなもの?












化粧品等のパッケージ・デザインやプロダクト・デザインなどで、(イプサのボトルデザインも伊藤さん)美しいデザインを数多く手がけている伊藤透さんが、グニャリと曲線を描く「ウワバミ定規」をデザインした。通常顧客の要望を正確に受け止め、最適解を求めるプロのデザイナーが、機能に拘らないで自分の趣味で時折デザインを遊ぶことがある。クラーク・ケントとスーパーマンみたいなもの?


















キャノンIXYのデザイナー清水久和さんの「まげ鏡」や「フルーツ」も、そうかな?でも清水さんは、かなり本気のアートだから、少し意図が違うな。これ完全に独り言だな。。誰か絡んでください。
http://www.toruitodesign.com/






















アートバーゼルの開催に合わせてスイスのバーゼルで行われた展覧会。稀少性の高いリミテッドエディションものの家具を扱うギャラリーが世界各国から集結するデザインフェア。今回、デザイナーの清水久和さんが新作「WATER MELON CLOCK」「MELON CLOCK」を発表した。美しいな!

2011年11月10日木曜日

スペインの写真家Max Estebanによる作品で、電子機器、家電をX線で撮影した写真です。




















これらは"Proposal One"というシリーズです。ニューヨークのthe Klompching Galleryに展示されました。この様に機器を映し出す事で、それぞれの機器のパーツや構成を見ることができ、機器の歴史を見る事が出来ます。





















各機器の中身は、昨日を考えてのデザインであり、非常に美しく見えるものもあります。





















Appleを始めとした中身までもデザインした、デザインエンジニアリングの考えが集約したプロダクトはどのように写るのでしょうか?












これからのプロダクトは中身すら美しく、機能的であることが当たり前になってくるでしょう。
【機能を追求し、あるパフォーマンスを発揮する機器の美しさ】http://www.fubiz.net/2011/11/06/x-ray-objects-series/