2011年4月29日金曜日

加藤文俊研究室の作品は、人びとのコミュニケーション過程を理解するとともに、関係性を可視化する方法を検討します。|慶應SFC XD展 2011

XD展で展示をおこなう、研究室を紹介します。今日はXD2011には3つの作品を出展する加藤文俊研究室。

加藤文俊研究室では、考現学的なフィールドワークの方法と態度が、デザイン領域に対してどのような貢献をしるうかについて考えています。具体的には、リビングルーム、教室、地域コミュニティなど、さまざまな文脈で私たちの生活記録を収集し、人びとのコミュニケーション過程を理解するとともに、関係性を可視化する方法を検討します。本展示では、今年度の活動による成果を「作品」として並べてありますが、すべて、コミュニケーション過程の記述・分析方法に関する試案的研究として位置づけることができます。
muuvie/石山睦美 環境4年「muuvie」は、ビデオ日記を活用した「生活記録」へのアプローチです。7ヶ月間にわたって、毎日の出来事をふり返りながら記録されたビデオクリップは、たとえば、カレンダーとして表示することによって、個人の状況の変化や感情の流れを知る手がかりになります。1~2分程度のビデオクリップを、さまざまな観点から分類・配列し、記録の重要性や日々の微細な変化を再発見する機会を構成します。


指先のコミュニケーション/馬場葉子 政・メ1年 「指先のコミュニケーション」は、経験学習におけるファシリテーション過程の記述・分析方法に関する研究の紹介です。ピアノ教室を事例に、指導者(ファシリテーター)が、子どもに演奏技法を伝授するコミュニケーション過程の理解を試みます。ビデオデータを活用し、相互作用の構造や場の状況をマッピングし、分析・意味づけする定性的手法について検討しています。


みなと なう 21/三枝峻宏 環境4年  「みなと なう 21」は、時間とともに変化するまち並みに、自らが参与しながら綴るアルバムです。このアルバムの特徴は、過去と現在の風景を並置する面白さだけではありません。まち並みの変化を発見しながら、再度、おなじ場所を探したり訪れたりする過程で、写真を介した家族内での回想的なコミュニケーションを誘発するアプローチ を提案するものです。





























[トークショーも行います 7日の詳細は後日公開します ]






日時:201158日(日) 14:00~15:30
登壇者:クワクボリョウタ×田川欣哉×山中俊治
会場:東京デザインセンター「ガリレアホール」
XDHPhttp://xd.sfc.keio.ac.jp/exhibition2011/


「慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 エクス・デザイン展 2011
展示会期:201157日~8日 
時間:201157日(土)11:0019:00
   201158日(日)11:0019:00
場所:東京デザインセンター「ガリレアホール」(東京都品川区東五反田5-25-19)
入場料:無料
web http://xd.sfc.keio.ac.jp/exhibition2011/
主催:慶應義塾大学政策・メディア研究科 エクスデザインプログラム



[セッション1]日時 2011年5月7日(土) 14:00~16:00

XD教員による研究室紹介プレゼンテーション
(終了時刻は予定より前後することがあります)
会場:東京デザインセンター「ガリレアホール」


[セッション2]日時 2011年5月8日(日) 14:00~15:30
登壇者:クワクボリョウタ(メディア・アーティスト)× 田川欣哉(takram design engineering代表:デザインエンジニア)× 山中俊治(慶應義塾大学政策・メディア研究科教授)
会場:東京デザインセンター「ガリレアホール」

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