2011年4月3日日曜日

鉄腕アトムの登場人物の主要キャラクターは放射性元素に関する名前が付けられているが、当時の国民感情としてどうだったんだろう?


アトムAtomは原子(the atomで原子力)、妹はウランUranium [U]。弟はコバルトはCobalt[Co](コバルト)。敵にプルトニウムplutonium[Pu] 人工放射性元素。 僕は子供の頃、その手塚漫画を読んで、21世紀の未来世界を夢見て、わくわくしながら読んだ。そして、うかつにも、あの原子爆弾投下とはつなげて考えたことがなかった。それが少し大人になりかけたときに、当時の国民感情としてどうだったんだろう?と考えたことはある。日本人は憎しみの感情を忘れやすい寛容な民族だとも思う。ともあれ原子力は21世紀の輝かしい未来を作る夢のエネルギーとイメージを切り替えられた。手塚治虫さんは大好きな人なので、もちろん彼に批判的な感情を持っているわけでもない。
僕は昭和22年(1947年)に生まれた。母親は当時看護婦をしていて、第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)86日に広島市に原子爆弾投下後の四日後810日に被災者を救いに行っている。おそらく二次被爆したのだろう、僕の祖母祖父母も90才をこえる比較的長寿家系だが、母は70才を過ぎて癌でなくなった。その原爆投下のたった6年後の1951年(昭和26年)に『アトム大使』の登場人物であったアトムを主人公として登場した。

21世紀の未来を舞台に、原子力(後に核融合)をエネルギー源として動き、人と同等の感情を持った少年ロボット、アトムが活躍する物語。米題は『ASTRO BOY(アストロ・ボーイ)』。ハリウッド版Astro Boy - Official Teaser 2
「現在の日本のロボット工学学者たちには幼少時代に『鉄腕アトム』に触れたことがロボット技術者を志すきっかけとなっている者も多く、現在の日本の高水準のロボット技術力にはこの作品の貢献が大きいともいえる。」とwikipediaに書かれている。

しかし、山中俊治@Yam_eyeさんは、Twitterに、鉄腕アトムが嫌いな人はあまりいないので、鉄腕アトムを見てロボットを作りたいと思い ましたか、と言われてはっきりと否定する研究者は少ない。しかし何がきっかけですかと 聞いて、鉄腕アトムですと答える人にはあったことがない。という発言に「ロボットを研究するきっかけは鉄腕アトム」は都市伝説?とバズり、「山中俊治さんがロボット研究者と会った時の興味深い会話について議論が行われました @Yam_eye お医者さんになったきっかけは?という問いに「ブラックジャック」と答えが返って来る率は高いそうです。ロボット作品は色々と種類が多いから、かもしれません。と冷静に答えている。

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