2011年2月6日日曜日

アクオスのCMに使われた京都の重森三玲旧宅は、伝統とモダンが融合したデザインのお手本。


昨年はゼミ生たちと重森三玲旧宅に行った。この写真見たことありません?そうです。あのアクオスのCMに使われました。写っている照明器具はイサムノグチがこの部屋に合わせてデザインしている。この日は三玲さんの息子さんと、お孫さんから丁寧な説明をして頂いた。彼のデザインは「永遠のモダン」と呼ばれ、昭和を代表する作庭家として今も根強い人気。京都に彼の旧宅を使った美術館があるときき、予約をして訪れてみた。

























足を踏み入れると、江戸中期に建てられたという格式ある造りの建物と、大きな石が随所に屹立する端正な日本庭園が現れる。第一印象はあくまで伝統的な、美しい日本の邸宅である。しかし、一歩建物の中に目を向ければ、大胆な市松模様をあしらった襖の格好良さや、イサム・ノグチによる照明など、現代的なデザインが随所に見られる、まさに「伝統とモダンの融合」のお手本のような空間だ。






















自作の書院前庭や茶庭、坪庭がつくられている新旧融合のきわめてユニークな場所だ。三玲が作庭した数々の寺社庭園や個人宅の庭などに比べた場合、この書院前の庭の特徴は、住まいとしての江戸期の建築と調和しながら、茶を中心にした日々の暮らしに合わせている点にある。1950年代から重森邸を度々おとづれた彫刻家のイサム・ノグチとの交友など、庭園をとおしての交流は多岐にわたる。三玲作庭の庭は、力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園。
http://www.est.hi-ho.ne.jp/shigemori/association-jp.html


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